「Bill the Minder」という1912年の本があるのだ。
どうやら1985年から1986年にかけて
イギリスでアニメーションとして放送されて
人気を得ていたらしい。
minder(子守り)のBill(ビル)が
不思議な人物に巡り会い
その人物が抱えている奇妙な難題を
手作りの機械で解決するというお話らしい。
“らしい”というのは、まだ読んでいないからである。
でもパブリックドメインなので英文は手に入る。
Kindleでも0円で“売って”いるくらいだ。
ところがこの本の魅力は
そのRobinsonが描き上げた
140点を越える挿絵にあるのである。
残念ながらその挿絵をきっちり載せたKindleブックは
まだ売られていないのである。
そりゃこれだけたくさんの挿絵のデータを
きちんと整形して、一つずつレイアウトするのは、
なかなか大変ですものね。
でもこの挿絵が無ければ魅力は半減なのだ。
数は少ないもののカラーの挿絵もある。
でも、モノクロの挿絵の方が圧倒的に妖しくて魅了的である。
人物の描き方に、ちょっと大友克洋っぽい感じもあるかな。
まずはこれで英文Kindleブックを作る。
そのあと、すぐ取りかかるかはわからないけれど、
邦訳版もいずれ出せるといいなぁ。
もちろん出せたら本邦初である。