ジェイク・シマブクロ以降、
最初からウクレレという楽器を手にする人が
増えたに違い無いと思うが、
それ以前はちょっと違っていたのである。
オータサンのように、
ソロ楽器としてウクレレを弾いていた人もいたけれど、
それはあくまで例外的で、
基本はフラダンスやハワイアンミュージックにおける
リズム楽器だったのだ。
だから、年配のウクレレ講師の先生の場合は、
だいたい三つくらいのタイプに分かれるのだ。
●その1 フラ・タイプ
フラ・ダンスの世界に入ってウクレレも弾けるようになった人。
フラが踊れたり、フラやハワイのことに詳しい。
先日のカニカピラを計画して下さった
ウクレレ教室の講師の先生はこのタイプで、
実際、フラの教室も持っているのである。
ウクレレに関しては、そもそもの伴奏楽器的なイメージが強く、
一曲丸々完全なソロ、というのはやらない。
ソロと言えば、歌の間のソロ・パートがメインだ。
●その2 バンド・タイプ
学生時代くらいからハワイアンバンドで演奏をしていた人。
以前、土曜日の教室に出ていた時の先生は、このタイプだ。
スチールギターが弾けたりもする。
コード進行やバンドアンサンブル、
そしてステージ用機材などの話が詳しい。
完全なソロよりも、
アンサンブルの中で自由に
カッコ良くオブリガードを入れる方が好きみたいだ。
●ギタリスト・タイプ
そして三つ目のタイプは、もともとがギタリスト、
特にクラシック・ギターを習っていた人。
だからウクレレの弾き方もクラシック・ギターっぽくて、
テクニカルなプレイはお手の物である。
フラ・タイプの講師の方が所属するスクールの
代表をされている方が、まさにこのタイプ。
フラソングを弾き語りするよりは、
ウクレレ一本で多彩な表現をしたい人向けかな。
そして、今日のウクレレ教室の先生は、
バンド・タイプであろうと思う。
ただ、バンドアンサンブルを演るには、
ちょっとリズム感が怪しい気がするけど。
自分のリズムやテンポできれいにまとめちゃうところは、
流しのギタリストっぽいかもしれない。
そして今日、その先生から
腕の力が良く抜けていて、
きれいなウクレレらしい音が出るようになったと
お褒めいただいたのである。
懲りずに、地道にやっていれば、
少しずつ上手くなっていくのだなぁ。
そこをきちんと見てくれる人がいるというのは、
ありがたいのであった。
もっと練習して、いろいろなソロや
弾き語りができるようになりたいなぁ。