とにかく定職につけない不安定なカラダである。
だからわたしは超貧乏なのだ。
翻訳で月々入ってくるお金も、
イマドキの高校生の小遣い程度であるし、
絵が売れるなんて、滅多にないことだし。
“わが家”としては、むしろお金はある方なのだが、
いずれ出て行こうと思っている身だから、
“わが家”のお金に頼りたくはない。
つまりは貯金を食いつぶす生活なのだ。
だから、あぶく銭だとわかっていても、
デザフェスでお金が入ると嬉しくなる。
次回のデザフェスまでこれを大事に使って、
できるだけ貯金をおろさないようにしよう、と思う。
一方で、少し贅沢しても良いかなという気になる。
例えば、自動販売機のコーヒーは
100円じゃなくて130円のを買っても良いかな、とか、
カップ麺は
TOPVALUE(イオン)の88円じゃなくて、
Value Plus(東急ストア)の90円でも良いかな、とか
そういう程度のプチプチ贅沢である。
あぁ、書いていて悲しくなってきた……
しかしこれが、
自販機の缶コーヒーじゃなくて
1リットルパックを買ってボトルに詰めて飲むとか、
カップ麺じゃなくて
そうめんでも湯がいて食べる方が安上がりじゃん、
とならないのが、
かつての“栄華”が忘れられないワタシの弱いところなのだな…
情けない……いろいろな意味で情けない……
しかし、そうやって追い詰められているからこそ、
いろいろチャレンジするのかもしれない。
ある意味、ハングリー精神が求められるのだ。
でもそこで、
じゃあスーパーでパートの仕事をしようか、とならないのは、
もちろん体調が不安定だということが大きいが、
もう一つ、やっぱり自分らしさを出せる仕事がしたいと
思ってしまうからなのだ。
やがてスーパーのパートを本気で考える日が来るかもしれない。
でもそれまでは、つまり、貯金が尽きかけるまでは、
自分らしい“仕事”を探そうと思うのである。
今のところそれは、“翻訳のお仕事”というか、
“Kindle翻訳本を出すお仕事”である。
130円くらいのカップラーメンを
堂々と買える日が来ることを夢見て。
あ……すげえ悲しい……