しかしカレンダーは賞味期限付きなのである。
カレンダーとしての役割が終わってからも、
絵が気に入っているからといって
そのまま飾っておくことは、まずないと思うのだ。
当然、期限切れのカレンダーを
デザフェスで商品として並べることもできない。
という点から、
次回はカレンダー以外で何か出せないかと考えていたら、
な〜こが探してきてくれたのだ、フォトブック・サービスを。
画集「Close Encounters 2011」を作ろうとした2011年春、
そもそもは気軽にフォトブックでも作るつもりだった。
しかし当時はその品質と価格にまだ難点があったので、
中途半端なものを作るくらいなら、
きちんと印刷会社に頼んで
しっかり印刷&製本してもらおう、ということにしたのだ。
ところがあれから4年、フォトブックも進化していたのである。
な〜こが見つけてきてくれたのは
「しまうまプリント」という会社である。
ネットでデータをアップし、必要な手続きを経て注文すると、
完成品が送られてくる仕組みだ。
そこのフォトブックが 、なかなかスゴかった。
とにかく安い! 36ページフルカラーで298円(税抜き)!
さらに、高級感のある無線綴じ!
そして、マットコーティングのカバーが付く!
これで印刷品質が良ければ文句無しである。
そこで、試しに一冊注文してみたのだ。
すると注文した翌日には発送完了の連絡があり、
三日後の今日、ゆうメールで手元に届いたのである。早い!
ちなみにゆうパック発送を選べばもっと早く届く。
サイズはA5スクエア(148mm×148mm)
下の余白にタイトル(日本語&英語)を入れてみた
もちろん印刷屋さんに頼んだ画集と比べれば
品質は劣る。しかしワタシ的には十分なクオリティーである。
オリジナルの絵の詳細さや繊細さが、ちゃんと活きているのだ。
これが300円ほどでできちゃうというのは、ちょっと驚異的である!
それもたった一冊から作れるんですから!
印刷用紙は選べない、カラーが若干薄い、
印刷文字に
1980年代末のワープロ専用機のような
若干のかすれと弱々しさがある、
というような点もあるが、正直気になるレベルではない。
レイアウトもページごとにできる(19パターンから選べる)ので、
左・右・上を詰めるレイアウトにしたら、
それなりの迫力も感じられるものとなった。
こりゃ次回デザフェスの目玉商品になっちゃうかも!
な〜こ、見つけてくれてありがとう!