ずいぶんと久しぶりな気がする。
まだデザフェスから2週間だから、
イベントへの集中力から考えれば、まぁ仕方ないかな。
その後もCG関係の作業を続けていたし。
相変わらずオズの奇想天外な設定は面白い。
今日はヘンリーおじさんと旅行中のドロシーが、
嵐にあって見知らぬ土地に流れ着いた場面だ。
お腹が空いたドロシーと相棒ビリーナは、
ランチボックス(お昼のお弁当)が生る木を見つけるのである。
ディナーペイル(夕ごはんの桶)が生っているという
言葉遊びがまた楽しい!
そしてドロシーが言う。
「正確に言えば、〝ランチ〟は朝ごはんじゃないわ。
でもお腹が空いている時には、朝に〝夕ごはん〟を食べることだってできるの。
文句なんか言うもんですか。」
ドロシーは一人荒海に飲まれ、
ヘンリーおじさんとも生き別れになり、
ぐしょぐしょの体で、腹ペコという、極限状態にいたのだ。
それでも、こういう落ち着きとユーモアを忘れないっていうのは、
日本人にはないものである。
たとえファンタジーの中のことだとしても。
特にオズの物語は、こうした飄々とした感じが強くて、
とっても面白いのである。