2015年5月29日金曜日

久しぶりに翻訳仕事に集中した一日

一日ずっと翻訳仕事をしたのは
ずいぶんと久しぶりな気がする。
まだデザフェスから2週間だから、
イベントへの集中力から考えれば、まぁ仕方ないかな。
その後もCG関係の作業を続けていたし。

相変わらずオズの奇想天外な設定は面白い。
今日はヘンリーおじさんと旅行中のドロシーが、
嵐にあって見知らぬ土地に流れ着いた場面だ。

お腹が空いたドロシーと相棒ビリーナは、
ランチボックス(お昼のお弁当)が生る木を見つけるのである。



隣の木には
ディナーペイル(夕ごはんの桶)が生っているという
言葉遊びがまた楽しい!

そしてドロシーが言う。

「正確に言えば、〝ランチ〟は朝ごはんじゃないわ。
 でもお腹が空いている時には、朝に〝夕ごはん〟を食べることだってできるの。
 文句なんか言うもんですか。」

ドロシーは一人荒海に飲まれ、
ヘンリーおじさんとも生き別れになり、
ぐしょぐしょの体で、腹ペコという、極限状態にいたのだ。
それでも、こういう落ち着きとユーモアを忘れないっていうのは、
日本人にはないものである。
たとえファンタジーの中のことだとしても。

特にオズの物語は、こうした飄々とした感じが強くて、
とっても面白いのである。