2016年1月9日土曜日

「核廃棄物ロケット発射!」

ずるずると原発を使い続けていた2040年の日本。
  
増え続ける原発放射性廃棄物と福島第一原発汚染水、
そして一向に埒があかない放射性廃棄物処分問題。

頼みの綱だった

高レベル放射性廃棄物を無害なものに処理できる
技術開発にも失敗した、時の日本政府は、
世界の反対を押し切って
最後の手段を取ることを決定する。

それは……

今や世界有数のロケットビジネス大国になった技術を活かし、
放射性廃棄物をまとめてロケットに搭載し、
太陽目指して打ち上げるという
「太陽焼却炉計画」の開始である。

しかし、

たとえ世界有数の技術を持つとは言え、
100パーセント確実に成功するとは言えない。
もしそうなれば、最大級の放射性物質〝爆弾〟が
地球上のどこかに落ちることになるのだ。
世界は猛反対である。

あるいはもしかすると

発射の段階で失敗するかもしれない。
原発推進派と反対派の対立とは別に、
ロケット推進派と反対派の対立が
国内でも激しさを増す。

しかし、待った無しの状態に追い詰められた日本は

世界の非難を無視し
日米同盟を解消し
国際連合を脱退し
国内反対派を押さえ込んで
「太陽焼却炉計画」に邁進する。

果たして日本の放射性物質は一掃できるのか?

それとも世界の終わりが始まるのか?

全世界からの強烈なサイバー攻撃を

かろうじでかわしながら、
今、日本政府によって
ついにロケット発射のカウントダウンが始まった
  ……

というようなことを考えてみたのですが、

誰か小説にしてくれないかな。