面白いもので1970年前後のイギリスを中心とするロックムーヴメントが各国へ飛び火する際に、それぞれに核となるバンドが現れる。それも最初にして最高みたいな。だから好き嫌いは別にして、ある意味国民的なバンドとして広く知られていたりするのだ。
昔々アメリカはサンフランシスコに、わずか2週間という超短期語学留学をしたことがある。その時は、ある御一家のところにホームステイさせてもらったのだが、部屋がたくさんある家だったためかホームステイ慣れしていていて、やはり語学留学ということでイタリアからの男子学生(だったかな)を同時に受け入れていた。
従って同じ家にアメリカ人とイタリア人と日本人がいて、つたない英語でコミュニケーションを取りながら生活していたわけだ。
イタリア人の彼は、わたしが言うのもおこがましいが英語がヘタであった。それなのに郊外にあるそのお宅からふらっと出かけて、「街中まで歩いてディスコへ行ってきた」とかさらっと言う。そういう度胸はわたしにはなかったからびっくりだった。

また別の時。最初の職場で一緒に仕事をすることになった英語等外国語指導教員のことだ。当時はAET(Assistant English Teacher)、今はALT(Assistant Language Teacher)と呼ばれたその人は、オーストラリアから来たヨーヨーの世界チャンピオンとかいう変わった経歴の男性だった。

またまた別の時。東京の教員となっていきなり教員等海外派遣研修でハンガリーの高校生と雑談した際、少し英語が分かる男の子がいて「何か面白いロックバンドはないかい?」みたいなことを話していたのだ。

1970年前後のロック・ムーヴメントは、最初「ニュー・ロック」と総称されていたけれど、イギリス以外では、ハードロック的なバンドよりプログレッシヴ・ロック的なバンドの影響が大きいのかもしれない。

プログレッシヴ・ロックという括りで、結果的にいろいろな国の音楽を聴いているというのは、面白いところで共通の話題として役に立つものだなぁと思った。今なら「KENSOって知ってる?」とかいうと「お〜知ってる知ってる!」っていう外国人にも会えるかもしれないな。