まるで冬のように肌寒い日となった今日
な〜ことお食事&お散歩で
「哲学堂公園」というところに行って見たのだ
以前たまたま乗っていたバスから見えて
ちょっと気になっていた緑豊かな緑地である
敷地は広くて敷地内に野球場とテニスコートと弓道場がある
そしてその公園は高低差のある変化に富んだ土地にいくつかの木造の建物や池や滝などが配置されている
ダイナミックな作りなのだが
細かなところがとてもよく整備されていたのだった
中心となる「四聖堂」は
孔子・釈迦・ソクラテス・カントの「四聖」を世界的四哲人として祀ってあるという
中にはお釈迦様が横たわっておられた
腕枕をした姿ではない釈迦涅槃像だ
でも一番魅かれたのは東洋的哲学人として
日本の聖徳太子・菅原道真
中国の荘子・朱子
インドの龍樹・迦毘羅仙の六人を「六賢」として祀ってあるという
「六角堂」であった
この建物が赤い外観の美しさから
木造内部の薄暗さや狭苦しさまで
実に怪しい趣きに満ちた建物だったのだ
これはいったいどういう由来の公園なんだろう?
個人的な思い入れをものすごく感じる場所だけど
それにしては作って放りっぱなしみたいな感じではなく
きちんと今でも整備されているし
ということで調べたところ由緒ある場所だったのだった
哲学堂公園は、明治37年に哲学者で東洋大学の創立者、故・井上円了博士によって精神修養の場として創設された、哲学世界を視覚的に表現し、哲学や社会教育の場として整備された全国に例を見ない個性的な公園です。「四聖堂」は、孔子・釈迦・カント・ソクラテスを祀り、「哲学堂」とも称しました。これが哲学堂の名前の起こりです。
(哲学堂公園サイトから抜粋)
なるほど…思い入れの強さは確かに強かったのだ
実に不思議な空間であった
哲学する気持ちにはなれなかったけど
とても楽しかったのである