2014年5月22日木曜日

Kindle翻訳シリーズ第五弾に着手!

実はデザインフェスタの前から
少しずつ作業を始めていたのだけど
Kindle翻訳シリーズとして
「素晴らしきオズの国」
「オズの魔法使い」
「ある子どもの詩の庭園」
「マリーゴールド・ガーデン」に続く第五弾として
「ケンジントン公園のピーター・パン」を出す予定なのだ

とは言ってもまだまだ翻訳は1/4にも満たない

これからぼちぼち進めていって6月中の発売を目指したい

このお話はネヴァーランドが登場する有名なお話の

前日譚といった内容の短いもので
人間だったピーター・パンが
あの不思議なピーター・パンになるところが
実在するケンジントン公園を舞台に
幻想的に描かれているのである

さらに魅力的なのが

初版に付けられていたアーサー・ラッカムの挿絵なのだ
不思議の国のアリスの挿絵でも有名な
あのリアルさとファンタジックさが同居した
陰影の深い独特なタッチで
不気味なくらい印象的なピーター・パンが
描かれているのだ



どうです?この赤ん坊がピーター・パンである

「夢と冒険のファンタジー」とか「大人にならない永遠の少年」
というようなイメージとはおよそかけ離れた
“異形”の存在って感じだ

「幻想的」っていうのは本来このくらい刺激的なのだと
思い知らされるような絵である
こんな魅力的な挿絵が数十点入っているのだから
ぜひぜひKindle本として世に出したいのである

もちろん内容も刺激的である

有名なピーター・パンの物語は「Peter and Wendy」という作品で
こちらは「Peter in Kensington Gardens」と言い
作者は同じジェームズ・バリーである
「Peter and Wendy」もディズニーのアニメーションとは違って
原作はもっとシニカルで不気味な雰囲気に溢れているけど
こちらはそれ以上と言って良いほどに
その内容も挿絵同様に不気味さたっぷりなのが魅力だ

まずはここで第五弾宣言することで

作業に拍車をかけることにしたい
急ぐことはないんだけども

今しばらくお待ち下さいませ