2015年2月13日金曜日

「白オットセイ」の次はマングースのお話

「White Seal」のお話を訳し終えた。
現実を知っていると、
夢か幻のようなハッピーエンドが悲しい。

でも悲しい話ではあるが、

それが面白おかしく書かれているのである。
例えば、ちょこっと出てくる、主人公コチックの両親の
シー・キャッチ(父)とマツカ(母)のやりとりが、
まるで落語に出てくる長屋の夫婦みたいで
実に面白いのである。


「ねえ、あんた。」とうとうマツカが言いました。
「この子、白くなりそうよ!」
「そりゃ、空っぽのハマグリ、からっからの海草ってもんだ!」
シー・キャッチが鼻を鳴らしました。
白いオットセイだなんて、今までこの世にいたためしがねえぜ。」
「あたしにゃ、どうしようもないわよ。」マツカが言いました。
「今までいないなら、この子が最初ってことだね。」

という具合に、調子に乗って
落語風に訳してみたりしたのだ。

さて次はまたまた別の話である。
ジャングルでも海でもないお話だ。
一言で言えば、ヘビとマングースの戦いの話である。

共通点と言えば、動物どうしがしゃべるということだけである。

少し休憩して、取り掛かるとしようかな。