たぶん自律神経失調気味で掛け布団が暑苦しい上に
色々なことを考えてしまったこともあって
昨晩は非常に眠りが浅かったのだった
まず寝つきが悪かった
取りあえず普通に横になったのだが眠れず
のぼせたように頭も痛かったので
冷えピタを貼って頭痛薬を飲んだ
うとうとするが眠りにストンと落ちてくれない
トイレに行ったりトマトジュースを飲んだり
ベッドの端に座ってぼぉっとしたり…
そしてやっと眠れたと思ったら
こんな夢を見た
わたしは古い木造の日本家屋の二階にいる
二間続きの部屋の仕切りの障子は開けてある
夜なのにどちらの部屋にも灯りが点いていない
でもガラス窓が全部開いているので
外からの月明かりで部屋の中が薄ぼんやりと見える
わたしはその片隅に隠れるようにして息を潜めている
一階ではお葬式が終ったようだ
近くの窓から人に見られないように気をつけて下を覗くと
かつての同僚が一人
家から出て来るのが目に入る
家の中から漏れる
提灯の灯りのような弱いオレンジ色の光に照らされて
黒い闇の中に彼の全身だけが浮かび上がる
彼は何かのお祝いのように大きな花束を持っている
でも透明のセロファンで包まれているその花は
お供え用の地味な色のものばかりだ
それは彼がわたしに持って来たプレゼントなのだ
彼がもう一度視界から消えたと思ったら
部屋の壁の向こうから階段を上がってくる音がする
外から直接上れる階段があったらしい
彼はわたしにその花を手渡ししようとしているのだ
この部屋に入ってくる!
見つかってしまう…逃げなければと思う
でも家具の一つすら置いてないがらんとした部屋には
逃げ場どころか隠れる場所すらない
入ってくる!来た!
しかしそこに現れたのは彼ではなかった
全身が黒髪に覆われている女性であった
顔だけでなく手足も見えなかった
その輪郭は闇に溶け込んで判然としないけれど
ユラユラと漂うようにわたしに向って来るのだった
わたしは何?とかなぜ?とか考えることもできず
ただ恐怖でカラダが動かなかった
でもなんとか後ずさり視線を外して手元を見た
するといつの間にか両手に髪の毛の塊を持っていた
そしてその髪の毛の塊が動きだし膨れ上がり
次第に女性のかたちになっていき…うわ〜
そんな夢
すんげぇホラーである
畳み掛けてくるし…
目が覚めたらドキドキしていた
眠っても眠らなくても追い詰められている感じだ
もう一つ別のホラーな夢も見たような気がするけど
それは覚えていない
覚えていなくて良かったのかもしれない
嫌〜な余韻だけが残っている
というわけで
今日は朝からヨレヨレである…