翻訳作業はひたすらパソコンに向かって行なう。
エディターで英文(原文)と翻訳文のファイルを並べる。
画面上で英文を読みながら、
翻訳文ファイルに日本語を打込んで行くのだ。
特に今回の「ハイジ」は一段落がとても長いので、
該当箇所を目で追いやすいように、
センテンスごとに文字色を変えてから取り組む。
そうすると、一歩一歩進めば、いつかは目的に着く、
みたいな気持ちになれるのである。
この並んだ文書の右側には
英和辞書が二つ表示されている。
さらにブラウザーも立ち上げておき、
Weblioという辞書&翻訳サービスサイトを開いておく。
こうして辞書引きもすべて画面上で行なう。
さらにさらに、今回の場合は
オリジナルの独語を表示してくれるサイトと
独英翻訳をしてくれるサイトもスタンバイさせている。
気になった箇所はすぐに独文を英訳してみるのだ。
訳文としてはいろいろ厳しいものがあるけれど、
言わんとしていることがむしろはっきり分かったりするし、
英訳がはしょったりしている部分も見つかることがあるので
この独英翻訳もとても参考になるのである。
こういう環境作りも、今思えば良く考えたものだと思うのだ。
と、自分で自分をほめておこう。
とにかくここまで来たら、自分でできるのは叱咤激励のみである。