2015年9月23日水曜日

Aquila黒弦Kamaka!

IbanezとAquilaのコラボ弦なので
Ibanezエレアコウクレレを弦交換しようと思ったのだが、
考えてみたらエレアコはLow-Gセッティングなのである。
Nylblack StringsはHigh-Gのセットなので使えないのだ。

そこで、思い切ってメインのKamakaを

この黒弦に変えてみることにした。

実はこのKamakaが最近ビビっていたのだ。

赤弦はもともと細身の弦なのだが、
中でも細い1弦と4弦が、開放弦でビリつくのである。
押弦するとビビらないので、
ナットの溝奥深くに細身の弦が入り込み、
弦高が低くなって1フレットに当たるのかもしれない。

そこでナットの弦高を上げるために

応急処置として紙を挟んだりしていたのだ。



すると少し改善されたので、

やっぱりナットをどうにかしなきゃだなっと
思っていたのだ。
このままじゃいかにもカッチョ悪いし、
ポロリと紙が落ちたらまたチューニングがダメダメになるし。

ただ、赤弦自体は気に入っていたのだが、

もっと太い弦に変えれば、改善される可能性がある。
そこで試しに赤弦よりは太い黒弦を張ってみることにしたのだ。

ちなみに赤弦のゲージは、

パッケージには表示されていないのでネットで調べたところ
Low-Gセッティングのデータしか手に入らなかったのだが
以下の数字(mm)。左から1、2、3、4弦の順だ。


 0.62, 0.80, 0.95, 0.97(Low-G)

黒弦はパッケージに表示されていて、以下のとおり。

 0.62, 0.77, 0.92, 0.65(High-G)

あれ? 黒弦の方が細いじゃないの!
ええ? 赤弦が細い細いと思っていたのは
カサカサした質感や音の鋭さからくる思い込み?

まぁ、とにかく黒弦に変えてみたのだ。

そうしたら、1&4弦とも、ほぼビビリがなくなった。
気持ち残っている感じだが、もう気にならない。
う〜ん、ビビリの原因がわからん……。
弦の材質の違いかなぁ……。
KALAのスリムウクレレではそういう症状はないから、
ウクレレ本体との何かの相性かしら?

そして肝心の黒弦の音なのだが、
2&3弦の低音部の鳴りが大きくなり、
音の重心が下がって、全体がまろやかになったのだ。
ずっと赤弦のクリアな音でバリバリ弾いていたので、
なんだかちょっとホッとする音なのである。
  
これ、良いかもしれない……。

ということで、メインのKamakaは
めでたくAquila Nyleblackになりました。
黒っていう色もまた落ち着いていてええね。