実は10月1日から、日本の居住者(ワタシだ)が
日本国内(Amazon.co.jp)でKindle本を出す場合に
8%の消費税がかかることになりました。
8月10日付のAmazonからのメールで
2015年の税制改正により、国境を越えた役務の提供に係る消費税の課税の見直しが行われました。
従来は、消費税法施行令第6条第2項第7号により、サービス提供者の本店所在地が米国であることから、国外取引として不課税取引としていました。
今回の税制改正に伴い、2015年10月1日以降のご利用分よりAmazon.co.jpの出品サービスにおける販売手数料等について出品者様へ消費税をご請求させていただきます。
これを受けたかたちで、9月1日付でKDPからメールが届き
10 月 1 日より、Amazon.co.jp 向けの希望小売価格の設定が税込み価格となり、販売時点の希望小売価格のうち、8% 部分が消費税とみなされることになります。
となった。
現在《望林堂完訳文庫》は
ほとんどの価格を200円に設定している。
今回の消費税を単純に上乗せすれば
216円に値上げになるわけなのだ。
でも200円で売るのである。
《望林堂完訳文庫》は価格据え置きですよ、みなさん!
考えてみれば
日本に住んでいる人間が日本人相手に物を売っていて
消費税がかからなかった今までが不思議だったと言える。
でも逆に言えば、
それが可能だったくらいに、もうネットの世界では
国境があいまいになっているということでもある。
どこか焼け石に水的な感じもしないではない。
極端なことを言えば、
課税の一番少ない国の住人になりすまし、
そこのAmazonで販売手続きをして、
日本でも売ることだって
やろうと思えばできちゃうのだし。
まぁ背景のことは良いのである。
儲けは少なくなるわけだが、
やっぱり200円というジャストな感じが、
とても潔くて好きなのである。
《望林堂》は価格据え置きでがんばりますよ!(くどい)