半年ぶりの温泉旅行に一泊で行ってきたのだ。
場所は「伊豆高原駅」に近い「きらの里」。
里山の中に宿が点在するユニークな温泉宿だ。
でも天気予報的には両日とも雨模様。
それでも初日はそこそこ日も差す感じだったので、
伊東で電車を降りてバスに乗り、
「ぐらんぱる公園」のジップラインを体験することにした。
その前に「まるげん」で昼食。
な〜こは超ローカルフードと書かれた“うずわ定食”
ワタシは海鮮丼を美味しくいただく。
そしてローカルバスで「ぐらんぱる公園」へ……
と思ったら、路線を間違えて「ぐらんぱる公園」は
通らないことが判明し、
急遽懐かしの「大室山」へ行くことにした。
「大室山」は人工物のようにきれいなお椀型をした休火山だが、
“お鉢巡り”と言って、噴火口を周回できるのも楽しく、
さらに、ここは最近楽しさに目覚めたリフトがあるのだ。
お天気が少し怪しくなってきたが、
まだ雨は降らなかったので、一気に山頂へ。
リフトの急勾配ぶりにワクワクである。
春の行事である「山焼き」を終えたところなので、
全体が黒くて焦げ臭いこともあって、
以前夏に来た時とは別物のようなワイルドさだ。
さらにお天気が悪いせいか、
天空に続く一本道が妙に殺伐としていて
黄泉の国にでも続いているみたいな感じなのだ。
手すりもないので、どちら側に転んでも
ゴロゴロと下まで落ちるデンジャラスぶりも凄い。
するといきなりガスってきて、天気が急変。雨が降り出した。
かろうじて山頂を一周し終わったあたりで、土砂降りだ。
でもしばらく止むのを待って無事山麓へ戻れた。
この雨では
「ぐらんぱる公園」に行っていたら何もできなかっただろうし、
もう少しタイミングが違えば、
ここでもリフトにも乗れなかっただろう。
な〜こと一緒だと良くあるのだが、
今回もギリギリセーフのラッキーな旅である。
そのあと「きらの里」へ。
宿に着いてから雨脚が強くなり、翌日も雨だったので、
夜に少しお散歩しただけで、写真が取れなかったが、
里山の風景も、お部屋も、お食事も、温泉も
どれも超満足なお宿であった。
と言うことで
別世界を味わった一泊二日の旅で、
心身ともに元気になれた。
な〜こと一緒だと、
悪天候になっても、トラブルに遭遇しても、
それもまた旅の楽しみだと思えるのだ。
すごいことだな、
いつものことだけど。