2011年9月18日日曜日

「千秋楽」無事終了なり〜

一昨日の頭痛はさすがにキタか〜と思ったが
昨日・今日と何とか盛りかえして
今日の楽日を無事終える事ができた
とにかくまずはメデタイ!
1時くらいに到着し
今日だけの作品も並べながら
ゆっくり一つずつあらためて絵を見ていく

こうして並んだ絵も見納めである

位置をずらして入口から真正面に桜の絵が来るようにしてあった

2週間何事もなく「個展」が開催できただけでなく
2週間一日も休まず“出勤”できたことも凄かったなぁ

毎日駅からギャラリーまで良く歩いたし
細々したメンテナンスで動き回ったし
警備員さんやカフェの方とも顔見知りになったし
何より色々な方々としゃべりまくった
一人当たり数時間ともなると
お話をしたとか談笑したとかいうレベルを超えている
でもそれがまた楽しかったのだ

そういう時間と空間を与えられたことに
何よりも感謝だなぁ

今日はYoutubeに曲をアップする際に
わたしの絵を使っていただいた
Les Nostreouts "de Japanというバンドの方が見えた

「廃墟を描く絵やCGは他にもあったんですが、この絵にはなんていうか“慈しみ”みたいなものがあるように感じたんです。」
  
と言われ感激〜!
画集も買っていただいた

画集を担当してくれたデザイン会社の
社長さんのお友達で
画家でいらっしゃる方も
杖をつきながらわざわざ足を運んで下さった

「銀座の画廊でおやりなさいな。きっと足を止めてくれる人がけっこういますよ。」

と言っていただき
感激の至りであった

そろそろ少し片付けようかと思い始めた時に
カプセルホテルに泊まっていたらしい方が入ってきて
一つ一つ念入りに見た後こう言って下さった

「これ、いいですね〜。買います!でもわたし、これから仙台に帰るので、ぜひ送って下さい。あっ、ホームページがあるのですね?そこから選んでもいいんですか?じゃあぜひそうさせていただきます。でもここに掛かっている、これとこれとこれと…これは欲しいなぁ。事務所にも飾りたいしなぁ。
僕のオヤジがね、よく東京に行くと絵を買って来たんですが、『有名な画家でも駄作はある。誰が描いたかは関係なく、自分の目で良いと思ったものを買うんだよ。』って言ってたんですよ。」
  
まったく知らない方から
「絵を買います」と言われたのは初めてかもしれない
最後の最後でこんなことがあるなんて
本当に不思議な2週間の締めくくりにふさわしいかも

いよいよ5時過ぎるかという時間になって
先日来てくれたかつての同僚で今は看護士をされている方が
夜勤明けだというのに飛び込んで来てくれてびっくり!
仮眠してからやってきてくれたのだという


新しく飾った絵を喜んでくれて
今日で個展が終わることを
とてもとても悲しんでくれた

「夜勤明けだから、脳がちょっと変で…」

と言いながら(面白い表現だ…)
ギャラリーを後にする時に
ちょっと涙ぐんでくれた
嬉しかった

明日の撤収を終えたら
やっとダウンできるか…
しかし凄まじく濃密な時間だったなぁ…