2011年9月23日金曜日

次の駅は終点の「死」だけじゃあネェ〜

たぶん自由業とか自営業の方には
取り立てて新鮮なことではないんだろうけど
退職して自分の所属する場所がなくなったことで
この先の人生なんぞを考えたりするのである
教員をしていた頃は「定年」が一つの区切りであり
現場が忙しかったこともあって
それ以降のことは思考停止していた

「定年」になったらその時にのんびりと
その後の第二の人生のことを考えようか
みたいな

つまり「死」を終点とすると
まだそこに至るまでに
いくつかの駅に立ち寄る感じがあったのだ
作ろうと思えばさらに
「雇用延長(再任用)」によって
「教員引退」という次の駅を増やすこともできたし

でも今はそうした駅が全部なくなってしまって
見えるのは先の方に「死」という終点があるだけ
みたいな感覚なのである

だから自分で動いて
小さくてもいいから
「駅」を作っていかなければならない
例えば「自費出版本を作る」とか
「個展を開く」とか
今回重なっちゃったけど
そういう身近な目標とか区切りとかを
自分で設定していく必要を感じるのだ

別に短くなくても良くて
5年後にCDデビューとかでもいいんですけどね

それはいわゆる人生設計とは違うのである
勝手気ままに生きて死んでいくのが本望であるが
残された30年くらいの長い期間に
死ぬことしかイベントが残されていないっていうのは
ちょっと寂しいかなっていうことである

今までの仕事や生活そのものの
完全燃焼感はあるんだけど
まだ出し切れていない力があるんじゃないか
っていう不完全燃焼感もあるんだろうな…

でも何か大きなことをやりたいわけではなくて
何やってんだかわからんオヤジ→ジイさんとして
ダラリンと生きていくっていうのも面白そうかも

まぁとにかく「定年」が外されたことで
そんなことを考えたりしている
ダラリンマンなのであった