同居人は仕事で朝7時過ぎに出て行った
わたしは頭痛と戦いながら
洗濯物を干し終わった
二人の子を起こす時間だ
高1の自閉くんはほぼ自力で起きてきた
小6くんは布団にしがみついてなかなか起きない
いつもの光景である
「すまないけどパパ頭痛がひどいんだ。
頑張って自分でお仕度してくれぃ…」
そう言うと
小6くんももぞもぞと起き出してきた
同居人が用意した朝食を温め
牛乳を二人のコップに注ぐ
時刻はすでに7時半を回っている
でもわたしができるのはここまでが限界だった
アイス枕を用意してベッドに横になる
アイス枕はアタマの下に敷くのではなく
オデコを中心の顔の上に置いた
冷たい…重い…暗い…
そうしたら眠ってしまったのだ
「はい!」(たらちゃんか…)
という自閉くんの声で目が覚める
時間を見るとなんと8:28
いつも8:35に家を出るために
お仕度(制服への着替え&モンダミン)開始を
呼びかけ始める時間である
彼は時間を知らせにきてくれたのだ
スゴイ!
自分で時間を見て行動ができている
それも見るとすでにお仕度が終って
後は家を出るだけになっていたのだ
スゴイ!スゴイ!
スゴイ!スゴイ!
「自分で時間を確認しながら動く」ということを
ずっと目標としてやってきた成果が
しっかりと出ていたのである
感涙…はしなかったけど感激ひとしおなり
8:10くらいに家を出る小6くんは
すでに家にいなかった
すでに家にいなかった
いつも玄関でお見送りするのに
彼は眠っていたわたしを起こさないように
声もかけずに一人出て行ったのだ
これもまた感激…
二人とも臥せっているわたしを見ながら
自分でできることを黙々とこなし
わたしに気遣って動いてくれたのである
すまないねぇこんな弱っちぃ父ちゃんで
あ…感涙しそう…