2011年9月14日水曜日

個展十日目の土俵

十日目となる今日は1時半くらいに到着
やっぱり午前中医者に行ったりすると
パターンが鈍る感じがする

2時前にまたまたウクレレ教室の方がいらしてくれた
普段は席が遠いこともあって
なかなかお話しする機会がなかったが
意外とおしゃべりで快活な人だったのに驚いた
自分勝手に振る舞っているようでいて
ちゃんと周りを見て動いている感じがしていたが
こういう時も一人でいらしてくれて
ご自身の感想などを述べてくれて
“大人”な人なんだなぁとあらためて実感

そして2時になると
退職校の前任校でご一緒だった方がいらしてくれた
5年ぶりぐらいの再会である
今は学校とは関係ない
医療関係のお仕事をされているとのこと
  
職場の時とは別人のような
真っ赤なワンピースに黒ベルト
そして長身なのにさらにハイヒール
さっそうとした歩き方にニコニコの笑顔で
ギャラリーに入って来られた

職場ではあまり話す機会がなかったが
今日は3時間しゃべりっぱなしであった

絵が本当に好きな方で
わたしの絵もとても良く見て下さった
話しては笑い絵を見ては語り合い
また雑談に戻るみたいな
あっというまの3時間だった

「全部の絵を、1枚壁一面くらいな大きなサイズで見たい!」

そう何回も言ってくれたのが印象的で
それだけ絵の世界に入り込んだり
その世界に浸りたいと感じてくれているんだろう
それはとてもとてもうれしいことであった

画集も買ってくれた
そして

「今はまずここにある絵を見ます。
画集は帰ってからのお楽しみにします。」

そう言ってずっと絵を見ていてくれたのだった

帰ってからメールが届いていた

「先生(教員だった頃の同僚だからわたしはまだ“先生”なのだ)の作品には、心の深いところが癒される感じがします。
非現実でありながら、その場所に当たる光の温度がわかる気がしますし、雲や水面の揺らぐ様子から、その場所にどんな風が吹いているのかがわかる気がします。
そんなふうに作品の世界を歩きながら、自分の鈍くなった感覚が浄化されるように感じます。」

有り難過ぎるお言葉である

なんだろう…
わたしはこの一週間で
“生きろ”と言われているような気がする

しかし…来訪者の女性率がとても高いなぁと
われながら思ったのであった…