2011年9月24日土曜日

「ぼっちゃん」とアイカ様の夢

地元のそのスジの人たちの「ぼっちゃん」と
なぜか仲良くなっている
仲良くなっているんだけど
「ぼっちゃん」とは会ったことがない

クミの人たちは「ぼっちゃんのお友達」ということで
みんなわたしに優しくしてくれる

近々「ぼっちゃん」の誕生会が行なわれるという
「ばあや」のようなお歳を召した女性が現れて
手に持った扇子を広げながらこう言う

「ほらここにあなたの名前が書かれていますから、
間違いなくご招待させていただいてますよ。」

わたしは面白い縁だなぁと思う
見渡すとそこは水の中で
海上から差し込む光の帯の中に
「ぼっちゃん」の屋敷とその向こうの街並が見える

突然クミの一人が何かを持ってやってくる
  
「これアイカ様からです。お召し上がり下さい。」

それは青い袋に入ったレトルト食品らしく
すぐ食べられるようにすでに温められている

「なるほど…水の中だから封は切らないままなんだな。
でもどうやって食べるんだろう。
宇宙食みたいに直接袋の端から口に流し込むのかな?」

そしてちょっと思う

「“おぼっちゃま”じゃなくて“おじょうさま”の間違いじゃないか?
アイカ様ってその誕生会の主役の子のことじゃないの?」

水の中の風景はとてもきれいなのだ
なぜそこで息ができているかなんて
全然気にもならずに
わたしは誕生会当日のことを考えている

そんな夢

ちなみにアイカっていう名前の女性に
覚えはないなぁ