2012年8月24日金曜日

カギをなくした夢

顔なじみの同僚たちと一緒にいる
開校して初めての卒業式のようだ
わたしたち卒業学年の担任団も晴着を着て
控え室のようなところで
式が始まるのを待っている

皆晴れやかで誇らしげで
やっとここまで来たという安堵の笑顔

いや卒業式ではないみたいだ
皆で旅行に来ているらしい
ここはホテルのラウンジかな
きっと卒業生を出して
学年団で慰安旅行に来ているのだ

皆で何かを見物に出ようとしている
皆その仕度を始めたので
わたしもロッカールームに行って
自分の持ち物を出そうとする

するとカギがない
   
(あぁ…無くしそうな気がしていたんだよな…)
   
と思う
ロッカーの中には大事なケータイが入っているのだ
ひとりショックで立ちすくんでしまう
その間にどうやら皆はもう出かけてしまったらしい
そしてそれは物見遊山ではなく
何かの行事の実地踏査なのであった
それじゃあ行かなくてもいいかなんて
言っていられないじゃないか…
あぁどうしよう…

という夢
目が覚めても不快感はなかった
甘美な思い出と深い悲しみ
人生を走馬灯のように振り返ったような…