二人の楽しい思い出が強過ぎる場所に
一人で行ってみることで
少しはその切なさが緩和されることが
昨日の熱海訪問でわかったので
今日は横浜に行ってきたのだ
横浜の訪問場所は2ヶ所
まずは昨年の春と今年の春にお花見に出かけた
三渓園に行ったのだ
一緒に行った時と同じように
横浜からバスに乗って
お盆休みも終わったウイークデーだから
人影も数えるほどしかいない
むしろ園内整備をしている業者の人が目立つくらいだ
一緒にお昼を食べたあたりを眺めながら
シンボルである三重の塔まで登る
ここに来たのも昨日のことのようだなぁ
塔のそばにあったこの「出世観音」が
ちゃんと修復されていて驚いた
昨年の3.11の地震で倒れ
その直後にここを訪問した時も
1年以上経った今年の春に来た時も
まだ修復されていなかったのである
にゃ〜こ…直ってたよ…と真っ先に伝えたいが
それはもう出来なくなってしまった…
それはもう出来なくなってしまった…
それにもうにゃ〜こじゃないんだよな
でも今更何て呼んで良いか分からないから
やっぱりにゃ〜こはにゃ〜こだな…
続いて向ったのは横浜競馬場跡である
炎天下を延々小一時間歩いて到着だ
最後は朦朧としてきたが
何とか無事着いて良かったなぁ
最後は朦朧としてきたが
何とか無事着いて良かったなぁ
この建物はなぜか自分にとって重要な存在なのだ
だからということもないのだが
思わず
「一緒にいてあげられなくなりましたから、
どうぞにゃ〜こを守って下さい」
どうぞにゃ〜こを守って下さい」
なんてお願いしてしまったのだった
にゃ〜こにとっては余計なことだったろうし
この建物(廃墟)もひどく困惑したであろう
誠に済まないことである
誠に済まないことである
しかし思い出の場所はこの建物というわけではないのだ
そのすぐ近くにある公園の遊具なのである
この滑車で滑る遊具で
大人げなくも二人で滑って遊んだのである
もちろん一人ずつだけど
あの時の大騒ぎが忘れられない
だからここは絶対来なければと思っていたのだ
もう一つ大騒ぎした長い滑り台は撤去されていた
いろいろな物が少しずつ変わっていくんだなぁ
こうして横浜を歩いて
二人の記憶の上に一人の記憶を上塗りしていった
悲しみは少し和らいだ気がする
そんなこんなで今日は炎天下歩き通しで
携帯の万歩計によれば2万歩に迫る数になった
携帯の万歩計によれば2万歩に迫る数になった
昨日も歩け歩けだったんだなぁ
本当に元気になったものである
以前なら昨日のうちに頭痛が始まり
今日は寝込んでいたんじゃないだろうか
さて明日はどこへ行こう?