次回作候補は
「吸血鬼カーミラ」レ・ファニュ
「現代傑作幽霊潭 1921」アンソロジー
「ハイジ」ヨハンナ・スピリ
「ドリトル先生航海記」ヒュー・ロフティング
「ジーギル博士とハイド氏」ロバート・ルイス・スティーヴンソン
などなど…まだまだ検討中である。
児童文学に踏みとどまるか
少しそこから一般の娯楽/文学作品に踏み出すか
ちょっと迷うところである。
ただ、分量的には一ヶ月くらいで完成するものが良い。
一人ですべての作業に集中し続けるのは
心身ともにそれくらいが限界なのである。
事実こうして「あしながおじさん」の養生は
一週間経った今でも続いているくらいだから。
この分量的な制約が意外と大きいかもしれないな。
なんとなく“児童文学の時代”という気がする。
どぎつい話や殺伐とした話やどろどろした話も良いけれど、
そういう刺激的な部分なし読ませる児童文学は
今の時代なかなか貴重な気がするのだ。
もちろんキリスト教の影響を受けた徳育教育的な要素は
できるだけ薄いものが良いのだが、
「不思議の国のアリス」(1865)のような
そういうしがらみから抜け出た作品は
ちょうど19世紀末から20世紀始めにかけて
児童文学の世界に広がってきたようなのだ。
次回作が気になり出したということは、
さすがに養生が少しはできていると言うことかな。
われながら楽しみである。