「ある子どもの詩の庭園」を朝から晩まで
一日中訳し続けて数日が過ぎた
今日もずっと作業を続けて
ちょっと辛くなったので昼寝したのだが
それ以外は延々パソコンに向かっているのである
でも考えてみればそういう仕事だって多いんだろうなぁ
人を相手にする教員という仕事をやっていたこともあって
会議や報告や相談や調整や雑談が
日々の仕事に入っていないとダメなんじゃないかって
無意識に思い込んでいた気がするのである
ただ今のデジタルブック販売は
普通の出版社を通す翻訳本の制作とは違って
完全無欠に1人ですべて出来てしまうから
同じように孤独な作業であるとは言っても
打合せも何も無い点で大分違うような気はするけど
ただデジタルブック販売の場合は
翻訳だけでなく本の装丁までやるわけだから
どういうレイアウトでどんな雰囲気の本にするか
みたいなことまで関われるのである
図版がきれいにおさまって
文字とのバランスも取れている
美しい本が作りたいのだ
ただしデジタルゆえに読む時に文字サイズを変えてしまうと
ページごとのレイアウトがズレる
1ページにおさまらないでまたがっちゃったりとかね
さらに使う端末の解像度の違いによって
図版の大きさが変わってしまうのだ
それでも美しいレイアウトの本が作りたい
詩集の場合は特にそんな気持ちが強くなるなぁ
だから翻訳作業が終ってからがまた一苦労になるであろう
それはまた楽しみでもあるのだけれど