2014年4月20日日曜日

不思議な“北海道”の夢

北海道にいるのだ
でも全体としてかなり小さい
南の襟裳岬のあたりから奥へと続く線路が通っていて
その電車に乗っているのだ
線路は比較的狭い平野を真っすぐ北を指して走っている
  
両側には高い山が連なっている
険しい山の連なりを見ると山岳地帯みたいなのだが
電車は路面電車のように真っ平ら地面を進んでいる

真正面に明るい太陽が昇っていてちょっと眩しい
どこか「あの世」に向かっているような光に包まれていて
ちょっとした恍惚感を覚える

でも何しにどこに向かっているのかは分からないし
どこに着いたのかも定かではないのだ

しばらくするとワタシは帰りの電車に乗っている
北海道の旅はもう終りのようで
元来た場所へと電車を乗り継ぎ戻ろうとしている

行きの景色とは正反対に
帰りはとても狭い場所を走っている
まるで垣根の間の路地裏を進んでいるかのようだ
でも息苦しさとか不安とか焦りとかは無く
いずれ目的地に辿り着くだろうという気楽さがある

一人旅だ
小さな子どもが出て来て何か言われたような気もする
何かをしてもらったのかもしれない
それは心地良いことだった気がする

でもやっぱり一人旅だ
でも寂しくはないのだ

昨日の夜見たそんな夢

思うんだけど夢を語るときって何が出て来たとか
どんなことが起きたかとかに縛られ過ぎじゃないかな
出て来たものはかたちを変え起きたことも脈絡がなく
ストーリーは勝手な後付けに過ぎなくて
むしろ大事なのは感情なんじゃないかっていう気がするのである

この“北海道”の旅はどこか懐かしかったなぁ
もちろん見覚えのある風景とか人物とかを目にしたわけではなく
でも懐かしい感情がずっとあったのである

でも“懐かしい”だけじゃないもっと細かなニュアンスを伝える
言葉が欲しいなぁ