2014年4月29日火曜日

翻訳第四弾はケイト・グリーナウェイ!

いろいろ候補を上げながら
それをKindle本としてどう作るかも検討しつつ
昨日一日あれこれ試してみた結果
翻訳第四弾はケイト・グリーナウェイ(Kate Greenaway)の
「マリゴールド・ガーデン(Marigold Garden)」に決定である
もう早々と表紙案も作ってみたのだ



今回の決定までに随分と迷ったのは
この作品は絵本と言って良いほど
美しいグラフィックが満載なんだけど
オリジナルの絵本はそのグラフィックと本文とが
きれいにレイアウトされて一体化しているのである



本当はこのレイアウトを活かして

英語部分を日本語にしてみたかったんだけど
レイアウトを崩さないようにするにはもう図版として
文字を組み込んでしまうしかないのだ

実際に試してみたところタブレットだと字が小さ過ぎる

それに文字の大きさや行間を読みやすいように変えられるという
Kindle本のメリットが失われる

そこで結局英文含めてページ全体を“挿絵”扱いとし

訳文は普通にサイズ可変なテキストにすることにしたのだ
今回も読みやすい縦書き表示にする予定

そうすることで従来通り訳文にふりがなもつけられて

検索や辞書引きなどもできるし
かつオリジナルの英文込みの美しいレイアウトも味わえる

全41編の詩は今回もすべて七五調のリズムで邦訳する予定だけど

「ある子どもの詩の庭園」に比べると一つ一つの詩が短いので
少しは楽かもしれない

むしろ今回の課題は“挿絵”部分で

この図版をNexus7(2013)やKindle Fire HDXの1920×1200でも
全画面表示できるサイズにしたいのだ
そのカラーの大判図版を60枚以上使うのである
何も考えないで作るとデータ量がハンパ無いものになってしまう

この問題をいかに解決していくかが

ある意味今後グラフィックを活かしたKindle本を
引続き制作して行く上での
キモかもしれないなぁ