翻訳の際のテキスト入力ソフトとして
これまでずっとLightWayTextを使っていたのだ。
余計な機能がついていないエディターなので
起動も早いし動作も軽いのが好みで重宝していた。
残念なことにversionアップが2009年以降滞っていたのだが、
基本的に今でも何不自由なく使える。
でもここでiText Expressというフリーウェアに
鞍替えすることにしたのである。
LightWayTextゆずりの、縦書き/原稿用紙対応が特徴で、
さらにフリーウェアというありがたいソフトだが、
iTexExpressは、LightWayTextには無かった
「スピーチ」機能に対応していると言うのが
何よりの理由なのだ。
実はこれも2011年の古いソフトなのだが
LightWayTextに使い勝手が近いので選んだのだ。
この機能に対応していると
選択したテキストを右クリックして
「スピーチ」→「読み上げ開始」と選ぶと、
女性(Kyoto)か男性(Otoya)の合成音声で
読み上げてくれるのである。
(その設定は「システム環境設定」の
「音声入力と読み上げ」で選べる。)
iPhoneのSiriの発音レベルの高さに感心していたのだが、
実はこのKyotoと同じ声なのであった。
新しいOtoyaは、さらに発音が自然になっている。
では、どうして「スピーチ」機能を使いたくなったか?
それはもちろん「校正」のためである。
目で見てチェックするだけではなく、
聞きながらおかしなところを見つけ出す。
この読み上げ機能が、
漢字仮名交じり文でもちゃんと読んでくれるという
素晴らしいレベルに達しているからこそ可能な、
あらたな校正手段の導入なのである。
読み上げ速度も変えられるから、
かなり期待しているのである。
校正が楽しみ、っていうだけでも
今までになく素敵なことであるぞ。