良いお天気に誘われて、ふらっとお散歩。
起伏のある近隣の丘陵を3時間ほど放浪してきた。
まず30分ほどゆるゆると歩いて
郊外量販店型の電気屋に行き、
面白そうな印刷用紙とかを見てみる。
そうかカレンダー作りキットは
一つ7〜8百円から千円くらいするんだな。
その後、近くに市民プラザがあることを
突然思い出した。
実は昔々の1990年代、定時制高校で働いている時分、
どうにもストレスが溜まって仕事に行けなくなった時
家にもいられずに、良くここに来てボーッとしていたのだ。
電車で家の最寄り駅から一駅、
そこから徒歩15分くらいの、
まるで山の中にあるような施設である。
朝9:00から夜9:30まで利用できるのだ。
表通りからは、正面玄関まで車道が続いていて、
ローカルバスの停留所もあるのだが、
徒歩だとこのくねくねした階段を上って、
脇の入り口から入るのだ。
今日初めて外から正面玄関を見たのであった。
立派じゃん。
そうか、思えばあの頃から
たまに、どうにも仕事に行けない時があったのだ。
辛い辛い“ずる休み”である。
どうにも仕事に行けなくて、誰にも会いたくなくて、
知り合いに会う可能性のまったくないこの場所に来て、
ソファに座って時間を過ごしていたのだ。
そうして「趣味の教室」に通う人たちや
プールに来る学校帰りの子どもたちを
見るともなく見ていたのだ。
だから、少なくとも15年ぶりに
ここにやって来たのだ。
いや、実際は20年ぶりくらいかもしれないな。
ああ、懐かしい。いろいろ懐かしい。
ちょっと自分の人生を振り返っちゃったなぁ。
まだ、な〜こに会うずっと前のことだ。
あの時は、辛い気持ちを抱えても、
一人でどうにかするしかなかったんだよなぁ。