なぜか今日辿り着いた曲。
昭和50年、1975年のヒット曲である。
八代亜紀バージョンも良いけれど
やっぱりオリジナルの北原ミレイバージョンが良い。
このビブラートを極力抑えた
ちょっとぶっきら棒な歌い方と
硬くてストレートな声が良いのだ。
ニシン御殿まで建ったオタモイ岬周辺のニシン漁。
そのかつての栄華を歌った悲しい曲である。
悲しい曲は悲しく歌ったらダメなんですね。
こういうドラマチックな曲がなくなったなぁ。
昭和の歌の暗さが懐かしいぜ。
最近の、
一緒に夢をだの、つないだ手だの、
もう一人じゃないだの、
心の扉だの、涙の数だの
そういう言葉たちの
なんと底の浅いことか…と思うのであった。