これから職員会議が始まるのである。
新年度になって、初めての職員会議だ。
とても大きな会議室に、
教職員がぞろぞろと集まりだしている。
講堂のような場所で、
講義を受けるような、横に繋がっている机と
パタンと倒して座るイスが並んでいる。
知った顔はいないが、知っている部屋では無いが、
新しい職場に異動したわけではなく、
同じ職場で新しい体制がこれから始まるんだなぁと、
ワタシは思っているのだ。
どこに座ろうかと思っていると、
どうやら“番号順”に座るらしい。
どんな“番号”があるのかわからないが、
それに沿って、名前が机に貼ってあるようなのだ。
(それなら気が楽だな)と思う。
ところが、番号をたどって自分の名前を探すと、
机が終わってしまう。
それ以降の人は、座るイスが無く、
壁際に立って並ばなければならないのだ。
(あ、そうか、ワタシは戦力外になったんだった…)
(一番前の方に座っていたこともあったのにな…)
そう思って、部屋の後ろの方にたたずむ。
そんな夢。
うわぁ、悲しい、寂しい、切ない。
でも職員会議の夢は良く見るのである。
期末テストの夢とか受験の夢とかは見ないが、
職員会議集合!の夢は見るのである。どして?
全うできなかったっていう思いがあるんだろうな。
倒れるまで頑張ったという意味では
十分“全う”したんだけども、
ワタシの奥の奥ではまだ、
そういう風には納得し切れていないのであろう。
でももう、教員免許も更新手続きをしなかったために
今では無効となっているのである。
気持ちを切り替えたいものであるなぁ。