校正&ルビつけ作業による第二稿が完成である。
「訳者あとがき」もとりあえず書き終わった。
あとはしつこく文字校正だなぁ。
すげえなぁ、この勢い。
疲れた。今日はもうここまでだ。
しかし“青い髪の少女/仙女”って
ピノッキオを見守っているようでいて
そのつかみどころのない態度や関わり方が
良くわからないのである。
赤の他人の少女だったのが
次第に「お姉さんよ」「お母さんよ」
とか自分から言うのだけれど
そうした母性を象徴する暖かい存在にしては、
ちょっと不気味な雰囲気が漂う。
まぁ、仙女だから不気味でも良いのか。
というように、どのキャラクターも濃い。
教訓的ファンタジーの枠にはまらない
怪しい世界と先の読めない展開が
「ピノッキオの冒険」の魅力であろう。
もちろんピノッキオの
いかにも子どもらしい身勝手さとか、
甘い誘いに乗ってしまう素直さとか、
そういう場面のユーモラスな会話とか、
面白い要素はいろいろあるのだ。
今回選んだ挿絵も、味があるしね。
とにかくもう今夜は休憩しま〜す。