2014年6月12日木曜日

読書三昧しながら思うデジタル本の意義

パソコンに前に座って
面白動画を見ているのにも疲れて
イスに座ったりベッドで横になりながら
紙の本やらKindle本やらを読んでいるのである

その時の気分で同時並行に読んでいるのは

「怪奇クラブ」(アーサー・マッケン)
「ピノッキオの冒険」(カルロ・コッローディ)
「Daddy-Long-Legs」(Jean Webster)
「The Voyages of Dr. Dolittle」(Hugh Lofting)
「When Marnie was There」(Joan G. Robinson)

最後のは「思い出のマーニー」の原作である

本を読むことが好きだと思っていながら
ここのところ本当に本を読まなくなっていて
手に取ったとしても軽いエッセイとか
モダン・ホラーだとか
有名作家の新作だったりしたのだが
思えば時の試練に耐えた名作を読むというのは
10代の頃以来なかったのかもしれない

スピーディーで刺激的な内容に
グイグイページをめくらされるというのと違って
しっかりしたプロットと丁寧な描写で
じわじわと物語に引込まれていくというのは
何だかとても懐かしくて楽しいのだ

もちろんKindle翻訳本第6弾の“実地調査”が
含まれていないわけでもないんだけど
そういうことをきっかけとして
隠れていた名作に向き合える気持ちになったとも言える

そして思うのは
ここにあげたような怪奇小説や児童文学類は
作家や作品の評価は高いにもかかわらず
邦訳が出ていなかったり
出ていても数十年前の言い回しの古いものだったり
すでに廃刊になって手に入りづらかったりする場合が
とても多いということである

紙の本だとどうしても廃刊・絶版になりうるけど
Kindle本ならそういう心配はない
そう考えると
Kindle本に限らずだけれど
デジタル書籍化する意義っていうのは
実はとても大きいんじゃないかと思うのである

さて昼ご飯を食べたら何を読もうかな