2014年6月29日日曜日

「あしながおじさん」の表紙を作ってみたのだ

「あしながおじさん」の翻訳も佳境である。
大学生活も年を重ねて、
今四年生のクリスマスにさしかかるところだ。
ジャーヴィー坊ちゃんともそれなりにあったし、
出版社へのアプローチも大きな話題である

しかし一見地味で単調に見える大学生活を
手紙文でこれだけバラエティー豊かに描き、
そこにちょっと青臭くても力強いジュディの言葉が加わり、
中だるみとかすることなしに
密度の濃い文章が続いていくことに驚く。

変に説教臭くもなく
話題に事欠いている苦しさも微塵も感じさせず
心の機微もきちんと描き
ユーモアは常に忘れず
それでいてジュディが少しずつ成長していることを
読者に感じさせてくれるというのは、
やっぱりジーン・ウェブスターの才能を
ひしひしと感じてしまうのである。

昨日は一日籠って作業をしていたので
昨晩はアタマが興奮していたのか
夜中の3時頃に目が覚めて眠れなくなり、
結局そのまま2時間くらい翻訳をやったのだ。

今日も結局昼寝もせずに翻訳三昧だったが、

さすがにちょっと息切れがしたので、表紙を作ってみた。
今回はシンプルで可愛いものにした。
なかなか良い感じに仕上がって満足満足。
  
さてこれがそのまま完成版の表紙になるかどうか
それはまだ分からないけど
完成に向かって一歩一歩進んでいる実感は
かなり味わえたなぁ。