2014年3月6日木曜日

ピンチは“ダマ”になってやってくる

本ブログのタイトルは
中島らも氏の「恋は底ぢから」に収録されている
「微苦笑中毒者の告白(その一)」の
“その日の天使”からいただいている

その本の中の
「親のこころ」“もし、こいつがオヤジだったら”
という文章にアントニオ猪木の言葉が出てくる

「ピンチっていうのはね、ひとつのものじゃなくて、いろんなヤッカイ事が“ダマ”になってやってくる。だからみんな負けちゃうんです。その“ダマ”をひとつずつ解きほぐして、ひとつずつやっつけていけば、ピンチってのは必ず乗り切れる!」

“その日の天使”(The Day's Angel)も
Jim Morrisonの詩だったと思うと書かれているだけで
出典は明らかにされていないし
Jim Morrisonの詩/歌詞で
該当するものをネットで探しては見たけれど
The day's angelは見当たらない
The day's divinityはあるけどね

でもそれよりも“その日の天使”という
話そのものが面白いから良いのである

この猪木の文章も出典は明らかにされていない
でも良いのである
いやだからこそ良いのかもしれない
中島らもに紹介された文章ということで
重みと輝きが増している気がするのだ

思えば2008年にすべてを放り投げてダウンした時
それはもう自分が“大破”したくらいの“ピンチ”だった
飛んで飛んで飛び続けて
ついにバラバラに空中分解したというのが
当時のワタシの実感だった

でもその後自分なりに
その“ダマ”を解きほぐしてたんだろう
とにかくもうダメだ〜!じゃなくて
ダメな事もあるしダメじゃない事もある
ダメな時もあるしダメじゃない時もある
迷ったり悩んだり期待しては裏切られたりしながら
自分のカラダとココロのご機嫌を伺いつつ
とにかく一つ一つ出来る事をやってきたのだ

それは先の見えないゲリラ戦のようなものだったとも言えるし
必死のボディーブロー攻撃のようなものだったとも言える
  
その“ピンチ”を乗り切ったとはまだ言え無いない
でも一撃で倒される危険はまだ残っているとは言え
距離を置いて戦える冷静さとちょっとした余裕は
生まれて来たかもしれないなぁ