シルク・ド・ソレイユ最新日本公演
「OVO(オーヴォ)」を観てきたのだ
お台場に特設されたテント「ビッグ・トップ」は
どことなくサーカスのテントをイメージさせて
それだけでワクワクさせてくれる
サーチライトが回る中
夕闇に妖しく華やかな光に彩られたその場所は
まさに異世界への入口のようだった
驚異的なパフォーマンスと高度な生演奏と
絶妙なタイミングで進行する構成の一体感が
シルク・ド・ソレイユのモダンな魅力だとしたら
そこに登場する狂言回し的/ピエロ的キャラクターや
観客いじりなどの“古典的”なサーカス風下世話さもまた
大きな大きな魅力なのだ
しかもその息を飲むようなパフォーマンスが
パフォーマーの身体能力や鍛錬の賜物たる身体表現だけでなく
ロープの上げ下げや床に空く穴の開け閉めなど
スタッフとの絶妙なコンビネーション無くしては
不可能であることにも
今回あらためて感心し感動してしまったのだ
どのパフォーマンスも印象に残ったけど
中でも勝手に“キウイ娘”と呼んでいた「アンツ」の
フットジャグリングがチャーミングだった
「フライング・アクト」はサーカスの花形である空中ブランコ
「スラックワイヤー」は綱渡りのそれぞれ進化形だけど
落ちるか落ちないかドキドキっていう基本は
サーカスと何ら変わっていないのがまた良いのだ
「ザ・ウォール」もサーカスのトランポリンが基本なんだけど
こればかりは壁も使った縦横無尽な構成で
とても新しいパフォーマンスになっていて
迫力も満足度も満点であった
「映画には行ったから、次はミュージカルとか、あとシルク・ド・ソレイユとかまた行きたいね。」
みたいなことを何げなく言ったら
な〜こがセッティングしてくれて
今回の「OVO」体験が実現したのである
元気が出たよ〜ありがとう